太陽光発電などの再生可能エネルギー施設のメンテナンス(=保守)は設備によって「必須」のものから「不要」なものまで様々です。
太陽光発電などに使われる機械や器材は
◎時間経過とともに劣化していきます。
大切なことは+
◎可能な限り長期間「安心・安全」で、最大限のパフォーマンスを発揮させる。
太陽光発電設備は壊れにくいものですが、
・製品の不良や劣化などの「内」に起因するもの
・人や天候などによる「外」に起因するもの
などにより、障害や事故にいたる場合があります。
・「内」「外」を問わず、「何か!」あると
・「漏電」や「火災」などの「被害」が発生します。
また、これらにより、
・「売電」による収益が「少なくなる」「なくなる」といった「経済的損失」
・「事故・故障・不具合」を未然に防ぎ、「被害を最小限にするため!」
「運用」(オペレーション)と「保守」(メンテナンス)の管理が必要です。
発電システムの「売電量を最大限に確保!」(=損失を最小化)するため、
1.「発電量の監視」(インターネットを通じ、見えるようにする)
2.障害時(何かあったときの)「復旧対応」
などを行うことになります。
「発電量の監視」とは、インターネットを通じたシステムにより、
(1) 発電量を見えるようにする
(2) 発電量の記録をする
(3) 異常時(発電低下や停止時)に知らせを受けられる
ことにより、
障害時の「復旧対応」
◎異常時などの緊急を要する場合、「復旧」や「修理」を迅速に行えます。
発電システムの「リスク」を未然に防ぐため
1.施設用地などの阻害要因(草など)を管理
2.定期的に設備を点検(6ケ月~1年に1回程度)
などを行うことが必要です。
「施設用地などの阻害要因」を減ずる
(1) 雑草などの除草等(日照・通路の確保、動物の棲みつき防止、周辺環境への配慮)
(2) 損害保険の加入(自然災害や事故などの保証が必要な時に有効)
(3) 盗難や侵入対策(監視カメラや照明)
「定期点検」の実施
(※、有資格者(電気主任技術者等)による(6ケ月~1年に1回程度)の点検)
等々が、運用・保守管理の目安となります。
技術者杉本 正弘
企画時から、太陽光発電施設などの電気設備に係る事柄全てに関わっています。
設計はもとより、実際の施工、完成後の「運用管理」「保守点検」そして「リニューアル」など、電気設備に関することを一貫して行い、架台や建物担当者としっかり話し合いながら仕事をしています。
技術者小川 富之
企画時の土地・建物の要件の整理・検討・分析にはじまり、構造物等やこれに係る法令等のチェック、そしてこれらの設計、工事に向けた積算や工程の作成、工事中の現場管理から、メンテナンス時の各構造の点検など、太陽光発電施設を支えるもののことを一貫して行い、電気設備の担当と緊密に連携しながら、仕事をしています。